9月8日以降はブログに移行しました→「酒とつまみと独占酒記」
2004年9月7日(火) 軽い打ち合わせでウイスキー1本(文責:タケ)
夕方から、『酒とつまみ』連載陣のひとり、山内女史と中野『ブリック』で打ち合わせ。前夜の飲みすぎもあり、「今夜は軽く飲んで、帰りましょう」なんか言っていたのだが、フタを開けてみれば、打ち合わせはそっちのけでねえ(またかよ!)、さあ、そろそろ帰りましょうかと席を立ちかける頃には、新規で入れた角瓶のボトル、きれいに空になっていた。その後、吉祥寺でまた、飲んだ。ほんとうに、よく飲むよ。山内さんも、このアタシも。
9月6日(月) 夕方のハイボールもいいよねえ(文責:タケ)
短いエッセイを書き、『酒とつまみと営業の日々』という、『書評のメルマガ』用の連載原稿を書き終えると、夕方。まだ、早い。でもねえ。こんなふうにチャチャッと仕事が終わったときこそ、早い時間から飲むのが楽しい。で、コリドー街。午後3時から店を開けている『ロックフィッシュ』へ向かう。角瓶のハイボール。いいねえ。外はまだ明るい。すいすいと杯を重ねていく。カメラのSさんも一緒だったが、この人がまた、ハイボールにハマっていて、ぐいぐいと飲む。2人で10杯くらいですかねえ。ダブルのハイボールだからけっこう効くのだが、Sさんと別れてからもう1軒行ってしまった。これがいけないんだけどなあ、と思いつつ、入店してしまうのであった。 9月5日(日) 寿司屋で昼酒もいいねえ(文責:タケ)
昼過ぎに吉祥寺まで出て、本を買う。この街はにぎやかすぎて、ちょっと疲れる。で、疲れたから、安い寿司屋へ入って、アジだのコハダだのをつまみながら、ビール、日本酒を少し飲む。昼時を過ぎた店は空いていて、居心地がいい。こんなふうに落ち着いて過ごせると、寿司も酒もうまく感じられる。どこぞの有名店に並んで入店する人たちのことが、よくわからない。誘い合わせた上で、長ければ1時間も平気で並ぶ人たちのことが、わからない。ものすごいパワーであるとも思う。オレには、そんな力はほんの少しも残っていないなあ、なんか思いながらお酒もう1本。寿司は、ほとんど食わないのだった。 9月4日(土) B級映画でビールの迎え酒(文責:タケ)
いや、さすがに疲れた。「もう今日はどこにも行かないで家で寝てよう」と、目覚めた寝床の中で決意する。実際、そうするよりほかない感じのヘタレ具合で、昼にうどんをすするのが精一杯。食後はまたゴロリと横になる。本も読めない。つまらない。で、B級コメディ『コーンヘッズ』なるビデオを見る。これ、おもしろかった。宇宙人の一家が地球に来てしまうのですが、みんなトウモロコシ頭をしているんですねえ。コーンヘッズ。話の内容はまあ、ホームドラマ的なんですけれど、なにしろ、その頭の形状がおかしくて、しばらく笑っている間に元気が出てきた。それで、ビール。午後だというのに迎え酒状態であることは気にもせず、ちびりちびりと飲んでみる。うまい。けっこうなことだ。体調回復。それでまた、夕方にかけてビール・ラッシュが始まるのであった。 9月3日(金) 打ち合わせと言ってはまた飲んで(文責:タケ)
20時過ぎ(いきなり夜かよ)、編集WクンとカメラのSさんと一緒に仕事場を出て、近所に飲みに行く。『酒とつまみ』第6号の打ち合わせ。次のインタビュー「酔客万来」を誰に依頼するか、特集はどうするか、連載陣への原稿依頼はどのタイミングにするか、などなど。話し合うべきことは山ほどある。が、飲み始めて1時間もすると、単なる飲み会になりはてる。いつものことだ。それでダラダラと飲み、吉祥寺まで戻ってからも『WOODY』『ハバナムーン』と回る。よく飲むねえ、本当に。あきれ返りながらの帰路、もう自転車に乗れないなあとあきらめて、ああ、またまたタクシーだ。これがいけない。いちばんいけない。 9月2日(木) 初めての店では、少し長く飲む(文責:タケ)
夕方まで仕事場で過ごし、19時から新宿のロック酒場取材。新宿3丁目は、酒を覚えたての学生時代によく通った街だが、この店には初めて入った。写真の撮影を終え、だいたいのところまで、お話もうかがって、さて、どうするか、ありがとうございました、で終わるか。終わらないんだなあ、アタシの場合は。初めて入った店で、しかも開店前にお邪魔をしているわけだから、その店が、実際にはどんな雰囲気なのか、まだ体験していないことになる。それでは、店の造りとか、レコードの品揃えとか、ちょっとしたつまみの話とか、あるいはマスターの言ったこととか、そんな材料の中からしか、紹介文が書けない。それでは、良くないんじゃないか。営業時間中の店に何度か足を運んでみなくてはいけないのではないか。そんな思いがフツフツとわいてくる。とかなんとか言っちゃって、本当のところを言えば、その後に予定がなかっただけのこと。だったら、ちゃんと客になって、1杯、2杯、いやいや3杯、4杯と飲んだほうが楽しいに決まっている。ということで、結局10時半くらいまでゆっくりさせてもらって、もちろんちゃんとお金を払って(経費も使わないよ、自腹だ、エライ)、さあ、帰ろうか。って、帰るわけない。駅近くまで戻って『ロック』という古いバーへ足を運ぶ。ここのママさんが、とても気風のいい人で、新宿に行くと必ず寄りたくなる。角瓶のキープボトル(私のではなかった!)をもらい、ソーダ割りにして飲む。またまた、1杯、2杯、そして3杯。ああ、よく飲んだ、というところで店を出る。私鉄の最終で家まで帰るママさんと一緒に店を出る。お疲れ様でした。駅の改札で別れるとき、もっともっと、こういう店で飲んだほうがいいような気がした。 9月1日(水) シジミと豚バラで青島ビールだ(文責:タケ)
酒場取材はまだまだ続く。もう、嫌だよ。疲れた。取材の前後に飲まなきゃいいんだけど、やっぱねえ、ちょっとは飲むでしょう。だから疲れる。連日だからなおさら疲れる。ああ、これで今日の仕事は終わったなと思った後には、一人で自分のための酒を飲むでしょう。だから疲れる。本日も仕事を終えたのが午後7時ごろで、その店でそのまま客になって少し飲んで、ようやくお開き。さて、じゃ、自分のための1杯だよと、町をフラフラと歩いて1軒の台湾料理屋へ入る。吉祥寺南口。昔から知っている店。ここでシジミと豚バラをつまみに、まずは青島ビール。うまいねえ。実にうまい。それから紹興酒を少し飲んで、さあさあ、そろそろ、このすばらしい夜のための仕上げの1杯に取り掛かろうかということで、『ハバナムーン』というバーへ入る。ホワイトラムを頼む。うまいねえ。実にいい。でも、そろそろ、怪しくなってくるんだ。ラムの2杯目あたり。もう、自分のためでも、この夜のためでもなく、惰性で飲む感じになってくる。あ、あの、もう1杯ちょうだい。って言ったときには、「コイツ、今日はこれで最後だな」って、マスターの顔にはっきり書いてございました。
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